ガス給湯器には排気筒がついていますが、時々そこにゴミが溜まったりして空気の通りが悪くなってしまっている場合があります。なかなか気が付きにくい場所でもあるため、うっかりしてしまうのは無理もないことかもしれません。しかし、そんなうっかりが大きな事故を招いてしまう恐れがあるということは、常に頭の中に入れておいてください。
例えば、ガス給湯器が正常に燃焼している際の炎は青い色をしています。しかし、何らかの原因により不完全燃焼をしている際には、その青い色がオレンジ色になる等の異常が見られることがあります。また、何となく異臭がするなどという場合にも、ガス給湯器の不完全燃焼を疑ってみた方が良いでしょう。
正常に燃焼していないガスからは、一酸化炭素が発生します。その一酸化炭素を一定量以上に吸い込んでしまったら、健康を害するどころか時には命にかかわる重篤な症状に陥らないとも限りません。万が一異臭がするという時は、すぐに元栓を閉めて窓を全開にしましょう。そして回復しないようでしたら、念の為に病院に行ってください。
健康を守るためにも定期的に排気筒を点検することは、非常に大切なことであることを是非覚えておいてください。また、空気が排気される場所の前には、物を置いたりしないように心掛けましょう。そして、少しでもガス給湯器の炎の色がおかしかったり、すぐに消えてしまったりするような際には、点検のため業者に連絡をすることをおすすめします。