ガス給湯器の寿命ははっきりと定められているわけではありません。ただ、一般的に「10年」を目安に交換することが推奨されています。実際にどのメーカーのガス給湯器においても、ガス給湯器を使い始めてから10年が経過すると、点検や交換の時期を知らせる「888」や「88」といったエラーコードがリモコンに表示されるようになっていることからも、その時期が一般的な寿命と言えます。
つまり、ガス給湯器を正常に使うことができる期間は最長10年と考えるべきです。それ以上の期間経過したものについては、さっきまで正常に動いていたとしても突然お湯が出なくなったりリモコンが壊れるといったトラブルがいつ起きてもおかしくありません。一方で、特に問題なく使えている状態のガス給湯器をいきなり交換することに少し抵抗を覚えるのも当然のことです。その際にはすぐに交換しなければならないものではないものの、設置から10年以上経過したものについては専門業者に依頼して点検を行ってもらうのがおすすめです。そして、その状態をまずは把握しましょう。
なお、使い始めてから10年以上経過したガス給湯器に故障が見つかった場合には修理より交換するのがおすすめです。これは、点検なくして安全に使える最長期間の目安が10年であり、それ以降については修理しても他の部分も故障しやすくなっている可能性が高いためです。かえって修理を重ねて費用が嵩んでしまうかもしれません。交換をおすすめします。