自宅や会社などの水周りの場所にはガス給湯器が設置されていることがあります。ガス給湯器でも複数のタイプに分かれていて、壁掛け用のコンパクト型でキッチン用として利用できるものから、床面設置型で比較的大きなサイズで、住宅全体の給湯機能を兼ね備えたタイプも使われています。どのようなガス給湯器であっても、水圧との関係性は欠かせないものです。給水管を給湯器側に接続をしていて、通常では普通に蛇口を回して出すことができる水量・水圧と同じ管を用いています。しかし、ガス給湯器の場合は設定温度だけを流す構造になるので、水温の高い湯を出すような際には、水圧が低くなることは一般的です。
そこには能力というものも関連しています。通常では号数によって種別されています。例えば10号の給湯器の場合、元々の水温にプラス25℃のお湯を1分間に10リッター出せるタイプが10号という規格になります。従って号数が大きければそれだけ給湯能力が高いと判断できます。蛇口を1つだけで使うスポット給湯であれば、10号タイプでも問題はありませんが、同じ給湯器でキッチンとシャワーなどを同時利用するような場面では20号程度が上手く機能します。その上にも24号や28号など能力の高いガス給湯器が販売されているので、もしもお使いの給湯器である程度のお湯の温度設定をして水圧が低いと感じている際には、号数の高いものへと交換することにより、快適な状態で常にお湯を便利に使えます。