ガス窯は10年も経過すると点火に問題が見られるようになったり、点火時の爆発音のようなものが聞かれるようになり使うことが危険になっていきます。10年前後を目途に、ガス給湯器の交換を考えなければなりません。特にお風呂のお湯を沸かすのに多くのガスが使われます。従来型のガス給湯器の場合、使用するガスの約20%が排気ガスや放熱で無駄になっているんです。これはSDGsやエコ、脱炭素社会ではふさわしいものではなく、思いきって潜熱型ガス給湯器に交換した方が賢明でしょう。20%のロスのうち15%程度を二次熱交換機で回収して再利用することができるようになるんです。それに伴ってランニングコストの低減など大きく貢献してくれます。従来型のガス給湯器から潜熱型ガス給湯器に交換する際の工事などが非常に気になるところです。潜熱型ガス給湯器にする際には、ドレン排水が出ることになるのでその工事をしなければなりません。戸建住宅やマンションのベランダに機器が設置されているケースは、ドレン排水方式で工事をするんです。汚水の配管にドレン排水を流す方式なのです。ベランダなどに設置せず、排水管に接続できない場合つまりドレン排水方式が出来ない場合には、浴室の排水系統に排水するように工事する三方弁方式工事もしくは三本管方式工事を行います。潜熱型は従来のものと比較しても排気温度が低くなるのです。いままで使っていた機器の設置のままではドラフト力が弱くなって、排気が上昇しないでたまりやすくなります。排気口の周辺にサッシや扉、植木などがある場合は注意しなければなりません。